この記事では、ピアノを弾いていて、手や指が痛くなる人や
ついつい力んでしまって、指がまわらなくなる人におすすめの
脱力に関するおすすめの教本を5冊紹介します!
脱力は、ピアノを弾く人にとってはある種永遠の悩みともいえる部分ですが
自分の体の事とはいえ、どうやったら脱力が出来るかというのは
そう簡単にわかるもんでもありません
脱力はどうしたって長い目でやっていくしかない面もありますが
どうやっていけば脱力しながらピアノを弾けるようになるか
自分に合いそうな教本を見つけてみましょう・∀・)
イラスト豊富で体の仕組みがわかる教本!
ちょくちょく楽器店なんかで見かける本で
ピアノを弾く時に使う、筋肉の動きやスジのつながり
手や指にだけにとどまらず、腕や肘、肩や姿勢についてまで
しっかりと解説してくれる、ピアニストが理解すべき体の構造を知れる一冊です!
テーマが体の構造ということだけあって、内容が簡単とは言い難いですが
その分イラストが豊富で、ピアノを弾く時の筋肉がどのように使われるかが
目でわかるようになっています
"試してみよう!"みたいなコーナーが時々でてくるんですが
どういう姿勢や手の形で弾いたら、手が痛みやすい弾き方になるか
どうやって弾けば楽に指を動かせるのか
実際に試してやってみると、ほんとに力を抜いて弾けるなーというのがはっきりわかったり
逆にその部分を意識せずにやってると凄く無駄に手を痛める動きをしてたんだなーというのが実感できます
基本的に大人向けの本になりますので
お子さんに脱力を教えたい場合は、自身で理解した上でかみくだいて説明してあげないと難しいかと思います
脳という始点からピアノ演奏を理解できる本!
この記事で紹介する中では一風変わった本で
指の動きがどうとか、反復練習がどうとか、そういう視点ではなく
ピアノ弾くにあたって、人間の脳はどういうふうに働くのかという視点から
ピアノを弾くことにあたって、非常に参考になることが詰まった一冊になっています
世界中の文献・論文が多々紹介されており
ピアノ弾きなら読めばあっという間に引き込まれる内容になっていると思います
本の概要
- 第1章 超絶技巧を可能にする脳
- 第2章 音を動きに変換するしくみ
- 第3章 音楽家の耳
- 第4章 楽譜を読み、記憶する脳
- 第5章 ピアニストの故障
- 第6章 ピアニストの省エネ術
- 第7章 超絶技巧を支える運動技能
- 第8章 感動を生み出す演奏
ピアニストの故障や、ピアニストの省エネ術のあたりが脱力に関係してくる部分ですが
個人的には8章での音色とか、感情の篭った演奏というのは科学的に存在するのかどうかといった話もかなり興味深かったです
1年かけて"脱力して弾く"を身に付けられる教本!
短期間で脱力を習得しよう!というわけではなく
1年かけてコツコツと、日常的に脱力を心掛ける癖を付けようという教本です
毎日ちょっとずつやるべきお題等が載っているんですが
1年かけてやっていくわけなんで、結構根気はいる感じになりますが
長く時間をかける分、日常的に脱力を意識できるようになります
ハノンの脱力練習バージョンともいえるような感じなんで
ハノンとかの基礎練習が楽しめる人ならおすすめですね!
逆に、ハノンとかの基礎練習が大嫌いという人にはこの本はおすすめできません笑