この記事では、ピアノを弾く人が人口の中でどのくらいいるのか
また、男性でピアノを弾いている人がどのくらいいるのかを書いていきます!
ただし、ピアノに関して直接的な統計があるわけではないので
実在する統計データを元に、推測を交えて数を書いていきます
総務省の統計データからピアノ人口を考えてみる
上の画像は総務省による平成28年の統計データで
10歳以上の人が過去1年間に行った文化・芸術活動に関する趣味についての資料になります
この資料から見ると、過去1年以内に楽器の演奏を趣味として行った人の割合は
男性が8.7% 女性が13%となっています
この数字だけでも男女で倍近い差が開いていますが
男性でははギター等の楽器を弾かれる方が多いことを加味すると
男性でピアノ弾く人はさらに少ないんだろうなぁとは思います
ピアノを弾く人の割合を予想してみる
ピアノに絞った統計データが存在しないため、予想も入った計算になりますが
ピアノを弾く人の割合は、男性で50人に1人くらい、女性で20人に1人程度ではないでしょうか
ちゃんとした統計資料はありませんが
日本のピアノ人口は200万人程度という説もありますので
概ねこのあたりの数字が当てはまるのではないかと思います
自身が子供の時を思い出してみると
クラスでピアノを習っていた女子は何人かいましたが
ピアノを習っていた男子は学年で1人とかだったので
まぁ大体こんなところなのかなと思います
楽器を弾ける人の人口が少ない
そもそも、全人口に対して楽器を趣味として行っている人が10%なので
楽器を弾ける人というのが案外少ないということがよくわかります
余談ですが、タバコを吸う人の割合が20%程度なので
楽器を演奏する人の割合は、タバコを吸ってる人の半分くらいといったところですね
大人からピアノを始める人は大きく増えている
出典 http://www.yamaha.co.jp/pdf/cor/ir/eve/pres-040614.pdf
上の画像はヤマハの事業説明資料からの抜粋ですが
国内の音楽教室の生徒数の推移を示した資料になります
少子化もあり、1997年と比較すると子供の生徒数は右肩下がりになる一方で
大人の生徒数は右肩上がりを続けています
もちろんこれはヤマハの資料だけみた話ではありますが
全体の傾向として、日本国内では大人がピアノをはじめる傾向は強まっているようです
- 子供の時からの趣味としてのピアノへの憧れ
- 時間にゆとりが出来た
- 働きだしてからやめたピアノを再開した
色々と理由はあるかと思いますが、日本では大人から始めるピアノとしては
その人気は下がっていないように見受けられます
男性は大人から始める人が多い
子供の習い事としてピアノは定番ですがやはり女の子の習い事というイメージが強くあります
ここに関しては特に統計資料はありませんが
一般的に子供向けピアノ教室の男女比率は2:8程度で男の子が圧倒的に少ない現状があります
そのため必然的に大人になってからピアノをはじめようと思いたつ人は男性が多い傾向があります
まとめ
こうして資料を集めて見ると、個人的にはピアノ人口、楽器人口は思ったより少ないんだなと感じます
日本国内ではアップライトやグランドピアノの売上が落ち込む一方で
10万円以上する価格帯の電子ピアノの売上は大きく伸びており
日本の現在の住環境に合わせて、ピアノの環境も大きく変わっていることもわかります
ただ、ピアノ以外にも楽器全般の人口は減少気味なので
今後ピアノを弾く人ももっと貴重な存在になっていくかもしれません