この記事では、そもそもコードが何かよくわかないという方向けに
コードによる演奏・伴奏を付ける方法を解説します!
クラシックピアノをやっている方は特に
多少ピアノ歴があってもコードには一切触れてこなかったという方も多いので
全くコードについて知識が無い方向けに、簡単に説明していきます
コードを覚えると、ピアノの世界が変わる!
コードの便利なところは、コードを覚えると後はメロディさえわかれば曲が弾けるというところです
ピアノは一人オーケストラと言われるくらいで
メロディも伴奏も一人でやってのけるので、譜読みが大変なんですよね
その譜読みの大変さを、コードで置き換えることが出来るのが最大のメリットかもしれません
まずは2つのコードだけ覚えよう!
コードはなんだか色んな事を覚えないといけない印象がありますが
実際は演る曲に合わせてちょっとずつ覚えていけばOKです
この記事では練習曲として、童謡の『蝶々』を弾くところまでを書きますが
『蝶々』はCコードとGコードという2つのコードだけで出来ています
そのため、この2つのコードさえ覚えれば曲として弾くことができます
Cコード
まずはCコードから!
Cコードはド・ミ・ソの3つの音から構成された音で
このドミソを同時に弾くと、綺麗な和音がなります
このドミソを弾くのであれば、どこの高さで弾いてもCコードなので
左手で弾きやすい位置でドミソを弾いてみましょう
Gコード
続いてGコード!
Gコードはソ・シ・レの3音から構成されています
先程のCコードと同じく、Gコードのソシレ3音を同時に弾くと綺麗な和音になります
コードを練習してみよう
実際に曲を弾く前にこのコード2つは覚える必要があるので
まずは少しこの2つのコードを練習してみましょう
- Cコードのド・ミ・ソを左手で同時押し
- Gコードのソ・シ・レを左手で同時押し
このCコードとGコードを押さえるのを交互に繰り返す練習をしてみてください
最初のうち、少し慣れるまでは手間取ると思いますが
少し練習すると慣れてくるので、そんなにもたつかないで弾けるようになったら次のステップにいきましょう
ペダルでコードを繋げよう
CコードとGコードに慣れてきたら
この2つのコードをペダルでつなげてみましょう
どうしても、CコードとGコードを切り替える時に音が途切れてしまうので
Cコードを押さえた手を離す前にペダルを踏み、Gコードを押すのと同時にペダルを離します
そうすると、コードとコードの間に音が途切れずに演奏することができます
実際の曲をコードを使って弾いてみる
2つのコードを覚えたら、今度は実際にコードを使って曲を弾いてみましょう
童謡の蝶々を例題にやっていきます
こんな感じでコードを使う楽譜では、メロディとコードだけが書かれているものが多くあります
覚えた2つのコードがあれば、この蝶々のメロディに伴奏を付けることができるので
コード使いつつこの4小節を弾いてみましょう
コードで伴奏を弾く方法
コードの弾き方は先程の3つの音を同時に弾くやり方で大丈夫です
この蝶々の楽譜ではC→G→C→Cと一小節毎に推移していくので
C→G→C→Cと4回コードを抑えてください
Cコードをジャーンと一小節慣らしてる間に右手でソ~ミ~ミ~とメロディを弾く形になります
コードを使って一曲弾いてみる
最後に、蝶々の楽譜全てを載せるので、一曲最後まで弾いてみましょう!
コードを覚えると弾き語りもできる!
コードを覚えると、弾き語りも同時に出来るようになります
伴奏はさっきまでと同じくコードを使い
メロディをピアノで弾かずに歌うだけで、最低限の弾き語りとしては成立します
こんな感じで、コードを覚えだすとピアノの世界が広がるので
ぜひ練習していきましょう!
まとめ
コードもやっていけばもっともっと複雑な事が出来るようになりますが
コードを使った基本的な演奏はこの記事での内容になります
色んな曲をひこうと思うと、必ず知らないコードに突き当たりますが
その都度コードを覚えつつ
左手で弾くコードをバラしてアルペジオにしたり、色んな事ができるようになります
まずは第一歩としてこの記事でやっている事を出来るようにしましょう!
この記事で紹介した内容は、伴奏を弾く上での本当に最低限のことなので
もっとコードや伴奏で弾けるようになりたいという方は
下の記事で教本の紹介もしているので
合わせて見てみてください(・∀・)